うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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浅草大将
いつしかに人の姿もなきの海夕べすずしき風立たずとも
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まるたまる
うおーと云ひざざざと滑り降りて來る山のあるじが風になる夜
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まき
「あの海をいつか渡る」と言う猫と線香花火を見守っている
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詠み人知らず
秋風やまつにしをるる心かな褪することなき炎天の青
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さる
散歩道目の前飛びぬアキアカネ炎暑のなにを秋風はこべ
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歌織凛
窓辺にてまどろむ猫を抱き上げて台風支度空睨みてにゃあ
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恣翁
圓く見ゆる 水平線の 彼方から 寄せ來る波ぞ 白く泡立つ
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恣翁
強風に トベラ搖れたる 先島の 東平安名の 岬に立てり
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すよ
木の家の緑うれしく犬かけ回りテラスの風に夫婦ひっそり
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すよ
借り農園でキャベツ枝豆とうもろこし収穫楽し食べて美味
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芳立
あまりなく燃え尽くしたるわがいのち見よとかがやく蝉のなきがら
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やすむ
よくしらん英語の歌詞を口元で繰り返しては夏の病床
1
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由良
道端に転がる蝉の亡骸に幸せだったか ふと問うてみる
6
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詠み人知らず
かきくらし汐折り懸くる潟元やうきねもかたし葦原さわぎて
6
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阿彌
暑し夜に か弱き声と かたちしていつ果てぬかは 知る術はなし
3
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芳立
木々の葉のうたの道にし果つる身の蝉を白藜のかげにうつせり
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平 美盛
台風は 遠きに有りて 雨降らし 近くに有りて 涙を降らす
8
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椿
ハンバーガーひとつと同じ重さです三千ページの広辞苑とが
5
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浅草大将
秋たちてまだ三日月の影もなし空を込めたる雲あつき夜
12
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トーヤ
弾丸か疾風の如く駆け抜けろ小雨の夕に虫の鳴き声
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