うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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浅草大将
いし川や尽きぬ真砂を吹く風に寄るしら浪も玉とちり浜
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恣翁
盆供養 黄色き空の 暮れ殘り 蚊柱廻る 音のみぞする
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島祝
千里浜は雲居を敷くとみるまでに見渡すかぎり真砂なりけり
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粕春大君
ひぐらしの鳴きつるなへに日は落ちてさびしからずや山の杣人
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詠み人知らず
北の嶺千間御堂のかげ遠くのぞみて寂し松風の音
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詠み人知らず
影絶えて刈株あをく苔生ひていかで聞きしか松風のこゑ
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詠み人知らず
おく露の嶺より絶ゆる松風のねのみ残りて刈株あをし
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翡翠丸
野分き寄す雲群れ敷かれ見えねども星降る音のす小鈴にも似た
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トーヤ
どしゃぶりに好かれてしまった今日だけど無事に終わって青空に会う
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茂吉
木木揺らし 空を拭いし 大風は星撒く夜の 露払いかな
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三沢左右
吝吝と夏を惜しむや蝉時雨限りに鳴ける立秋の後
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やねうらねこ
島宇宙浮かぶ銀河の深淵を白鳥いまも羽ばたきてをり
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詠み人知らず
月山の峰より落つる花の川流れゆかばや最上の果てへ
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波江究一
すがれゆく葵の下にたたずまふ鳳仙花黄に赤に揉む風
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波江究一
鳩の子のあふのけに墜ちてゐる街路盆の朝茜うつらうつらと
1
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ゆべし
透きとおる竹やぶ抜けて畦道で跳ねるおかっぱ頭を撫でつ
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螢子
目覚めれば世界は変わり樹々の葉に露ときらめく夜半の雨かな
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日央
空暮るる様を遠くに眺むれば咲くをためらふ夕顔一つ
12
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日央
空恋ひて飛びたる者の下見れば空蝉一つ しづかなりけり
7
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芳立
秩父嶺の雲の峰よりたまみづはながれて落つる丸神の滝
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