うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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たんぽぽすずめ。
朝顔をひいふうみいとする指の先には数の要らぬ秋空
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石銅サヨリ
孤独とは佇み方の問題さ見てごらんあのつぶれたパチ屋を
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虹雲
紅の奥に潜める哀しみを花持つ故に秋に咲き出ず
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伊藤透雪
棄てられた線路の脇に 秋桜が さざめいている 秋の夕暮れ
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青木健一
肯定も溜め息だけで返すとは落ち葉の最期見習い生きろ
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風橋 平
金の花においいでたり雨の夜の終れる町のその角ごとに
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まるたまる
沈む陽に向かいて秋の雲流る空見て食べるパンはご馳走
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詠み人知らず
夕闇にそまる芙蓉の花一輪寂しさただよいそっとふれたし
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さる
文字どをり百日紅を艶然と媚びるごとくに咲き誇るなり
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詠み人知らず
朝四時にめがさめふっと思い立ち雲を朱にそめし朝焼け撮りぬ
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トーヤ
咲いてない季節のはずがイメージは観察日記のおかげで夏に
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ライテウ
クラリネットこわれはじめたのが合図 三拍子にて終わる世界は
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ライテウ
壊されて壊されてなお積みあがるブリキの塔に鳥は止まるか
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螢子
秋薔薇つぎつぎ開く小さき花春の華やかさ秋の可憐さ
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螢子
地に落ちるその一瞬を切りとれば雨は透明のドレス広げる
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浅草大将
村雨のあとよりきくの露しぐれ音も香りもまこと微かに
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リンダ
回線が絡まったままの思考ゆえ雨が続くとなだれてしまう
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詠み人知らず
すみきった空気に薫るきんもくせい成人式のお祝いの木よ
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まるたまる
植え込みの躑躅のなかに見つけたりかそけき赤の曼珠沙華咲く
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撫子
下校時間 香りをばらまく金木犀今日一日の 鬱憤も消滅
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