うたの一覧
(カテゴリー:自然 並び替え:新着順)
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詠み人知らず
時間などたった一分一秒で人は人だし森は森だし
9
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宮岡絵美
亡き人を背負うあなたは優しくておおきな時間のことを語れり
8
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半格斎
あるものと云へば深山に吹く風と吹雪とともに鈍色のくも
8
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半格斎
降り積もる雪の深さにいとどます春待つ思ひのつのる夕べや
12
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在原紀之
戦乱に唐の都は荒ぶれど 花鳥風月春深からむ
2
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詠み人知らず
雪化粧したたんぽぽの輝きにふと目を奪われしばしたたずむ
21
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紫苑
明けやらぬ野にひとすぢの梅が香をたどりても見む春のかよひ路
19
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花信
濃紺の夜空に浮かぶ三つ星に家路を急かされ小走りする冬
7
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竜胆
タバコ屋の軒下佇む私を淋しく見せる雨のカーテン
3
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聴雨
蝋梅の香に寄り添ひて口ずさむ道真のうた君な忘れそ
9
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聴雨
東雲の明くれば淡き残月の涙のごときささめ雪降る
23
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浅草大将
また見るもかた野の花ぞ偲はゆる身はむさし野の雪の曙
14
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蒼月
息衝いてふと窓の外眺むれば沈丁花の木の いとけなき蕾
3
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ライテウ
くだんないことだけ言えばいい夜に森では野生が生まれては消え
3
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サセボ
気付いてる同期のかっこつけくんの額は徐々に後退している
2
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赤橙黄緑
ほころんだ梅は日に日に花を増し寒さのなかに春のあしおと
7
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貴妙法師
トンネルの中を流れるどぶ川を 泳げる魚の強き姿よ
4
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貴妙法師
オリオンをひと睨みにし おおいぬの牙に輝くシリウスの星
6
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貴妙法師
空さえも覆い隠され いにしえの 清き水面は 名すら残さず
5
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芳立
賢劫の世の芥とはならへども夕ぐれおほふ雲の神さび
7
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