うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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ふきのとう
雪の舞う季節はずれの寒さに暖をとる吾ためらい覚え
8
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千倉ああ
駆け行けば水さえ弾む六月の春の叙情の死にゆく様よ
1
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浅草大将
浪ひけばたちまち寄する白雪のかかる辛さを人は耐へつつ
11
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詠み人知らず
ここらなき何を問はむや祈らむや乾く袖なしうぐひすのこゑ
4
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卯月
陸奥に春の雪降り一台の石油ストーブ大事に灯す
12
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詠み人知らず
ネモフィラの蒼にたなびく雲の梅いづこの空やここに落ちつく
6
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れん
青色の花びらあつめ空に投げ描いて染めて心のままに
6
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詠み人知らず
昨夜の星流れて地にも落ちたるか垣根の下にイフェイオン蒼き
4
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さる
ツナミてふことばはすでに国際語すべてねこそぎ押し流すなり
3
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螢子
まだ雪の爪跡残るこの地にも桜一輪咲き初む 希望
15
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詠み人知らず
春風にたなびく雲や白雪やあるはかがやく山神の玉
7
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氷魚
ぽつぽつと地面に咲いている花は増えこうも穏やかな一日もあるのに
8
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ふきのとう
次々と映し出される映像に驚愕しつつ神に祈る朝
9
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うみ
うつりゆく春のそらから落ちてくる雨滴の電荷を測れ科学者
1
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垂々
立ち上がることしかできぬこの国に生まれてよかった 命握って
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大獏
逃げないは箔を剥がして残るもの積上げた石また積むために
7
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さる
しずかなる水面なれど津波にはすべてを壊し流す力が
4
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詠み人知らず
おだやかな春の日を見て涙する つまらない今日のありがたきこと
7
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ちとせ
それにつけてもちきうのくさめはわたくしたちにははげしすぎるのだ
9
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螢子
大雪に埋もれし街の木々の芽もふくらみはじめいのちをつなぐ
9
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