うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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浅草大将
いつしかに光り初めたる風吹けば命かぎりと花のきらめく
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三沢左右
香ににほふ桜の君を風によそへうち散らしてん淡き雪花
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詠み人知らず
毘沙門の森に満開の桜満ち椋鳥が枝々揺らして移る
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みみ松
ざらついた舗道に花弁散りばめてなお際立ちけるや白木蓮
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詠み人知らず
空低し まだ伏し目がち桜咲く 呟き声を童らひろう
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さる
わが庭の椿あでやか咲き揃ふ節電自粛嗤ふがごとく
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海生ろらび
砂利を裂き風を受けつつ天仰ぐ蒲公英みたいな人になれたら
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光源氏
苗代の花のこずゑがうつろへばふもとの里に匂ふ春風
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聴雨
春の夜半凍る痛みに堪へかねて永久の眠りを望むひとり寝
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天野めぐみ
日落ちて影も隠らひ野の桜咲いてもよろし散るもまたよし
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山桃
にごりみづにごれるおひて海溝の暗きにまどふはやさすら姫
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千葉撫子
風にのり香り來るのは甘い春 巡る季節を傍に感じる
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きさ
立ち止まる私に あの日、ひとひらの勇気をくれた名も知らぬ花
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光源氏
一夜見し花に寄りそふ蝶の舞風もやさしき青墓の里
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卯月
くれなゐの色は見へねど梅のはな今宵いづこに咲き匂ふらむ
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聴雨
青柳は桜の引き立て役じゃない柳はやなぎ桜はさくら
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詠み人知らず
風清くわたる軒端の松の葉も光あらたになりにけるかも
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詠み人知らず
おしなべて世にある玉の集ふとも今日この花に如くものぞなき
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詠み人知らず
青柳の糸よりかけて風が織り紋は花なる春の羽衣
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卯月
梅の香の便りも聞かでみちのくの春まだ浅き紺碧の空
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