うたの一覧 (カテゴリー：子供 並び替え：新着順)
|
|
-
詠み人知らず
ぬばたまの髮をうなじの丈に切り天使の輪もて春を呼ぶ娘ら
7
もっと見る
-
詠伝
百日の姪を寿ぎパプリカで冬のサラダに花のあしらい
7
もっと見る
-
みなま
追い込みの娘は辞書やアイフォンをひらくことなく母に尋ねる
7
もっと見る
-
詠み人知らず
ただ君が元気で大きくなるように 願ってつけた名前なんだよ
18
もっと見る
-
詠み人知らず
拘束の数週間をたへぬきし健やかな脚そつと地を踏み
4
もっと見る
-
片栗粉
生まれたる目的はまだ見当たらず産みたる者を生かす毎日
3
もっと見る
-
詠み人知らず
経血に染まる下着を黙黙と洗ふ長女よ幸あれとねがふ
6
もっと見る
-
詠み人知らず
着ぐるみと目が合い何故か怖かった幼い泣き顔ふと蘇る
8
もっと見る
-
浅草大将
少年が空にはなてばちはやぶる紙飛行機はゆきてかへらず
10
もっと見る
-
らてん
暗闇を照らすは裸電球の見つめる先の安堵の君よ
4
もっと見る
-
詠伝
衒いなくするする君から湧き出づる言葉すべてが口語自由詩
8
もっと見る
-
南美帆
冷えこみし夜の幸せ六歳の娘の温もり抱きて眠れば
22
もっと見る
-
想野
いいわけもずるさも「別に」も大人への道と思えり言葉飲み込む
6
もっと見る
-
葵の助
子が帰宅する母親が見ることのできない数時間を背負って
4
もっと見る
-
詠み人知らず
新生児のあとより出でし胎盤のなまなましくもすこやかなりし
6
もっと見る
-
三木代ちょう
公園に上がる子の声キャンキャンと空にこぼした雲がにじりにじりと動く
1
もっと見る
-
三木代ちょう
満月は満ちるに月かと聞く声のノートを見れば右下がりの月
1
もっと見る
-
からしニコフ
母さんはお疲れだからそっとしておかれてるのか放っとかれてるか
4
もっと見る
-
詠み人知らず
息子二十歳出かけしのちの玄関に若き雄の香水のにほふ
5
もっと見る
-
みなま
二人とも式を嫌って出ずにいてだからか成人とは程遠い
5
もっと見る
