うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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木村珊瑚
船出しよう でもバゲットが焼きあがる時間までには帰ってこよう
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都詩
バイオリンのコンサートを聴く聖堂に「睡魔」という名の天使下り来る
9
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工藤吉生
演奏をやめて十年ほど経ってまだ指が弾きたがるトリルを
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秋日好
ブラウンの訳はどうして茶色なの？濃茶ほうじ茶玄米煎茶
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野々花
髪を切る他におしゃれを知らないと九十才のこぼれる笑顔
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新座の迷い人
選手達 戦い終えて メダル持ち どの人見ても 嬉し顔かな
6
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もなこもち
孤独だと思いもしない日もあった浅はかだったなかわいかったな
3
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もなこもち
心にも無い謝罪した面倒な事から逃げ出したいがばかりに
9
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沙久
「祈り」には 我が入り込む 余地はなし 「他者の為」という 純度が高く
13
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橙田千尋
中央線快速新宿を出ますと虹のふもとまで停まりません
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呉竹の憂き節
灯火と身に添ふ影のなりにけり至り至らぬ果ては物かは
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木村珊瑚
世の中を薔薇色に見ようコンタクトレンズに少し口紅つけて
3
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ながさき
釈尊と 吾等衆生と 法華経は 一体不二の 蓮華の如し
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只野ハル
南隣の家のテレビのアンテナに満月が引っ掛かっている
14
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桐生賄
新聞の 短歌のコーナー 挑戦だ 九十九パー ボツは覚悟で
16
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人三昧
チャップリン ヒッチコックも 懐かしく 古き映画は 白黒の妙
8
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新座の迷い人
入院し 酒も飲めずに 何日か 楽しみ取られ 我が身淋しき
9
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ハナアルキ
食べるのが早いあなたの喉元を通り過ぎてくうどん 愛しい
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鈴木たとえば
ふつくらと雨の氣配を束ねつつ白きカーテン、卒塔婆の細さ
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鈴木たとえば
過るたび弔はれゐる間隔か下り列車の車窓に電柱
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