うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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へし切
風なくもはらはら落つる徒花を見つめて偲ぶ君が面影
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詠み人知らず
あてのない 旅のような この道も意味はあるはず 価値もあるはず
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ウル
一掬の真白き小さな君の骨喉につかえて仕方がないな
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由縁
亡父はいう靴は人品表すと 窮して足を合わせるわれは
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詠み人知らず
壊しては 造り直して 家族とは 一番強い 絆でしょうか
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詠み人知らず
より良き日 生きる為に 今がある誰のものじゃない 私の人生
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詠み人知らず
あの夏に僕のまぶたを捕らえてる日輪の枷と蜃気牢
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詠み人知らず
電話中放置していたどん兵衛が倍に膨らみ泣きながら食う
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灰色猫
十九の若者一人死にました笑顔で別れた直後ひとり首をくくって
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もぢずり
二千八年挽歌以外をおろおろと歌ひ始めぬわが老いづきて
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ウル
かき抱く死人のはだえ雨ざらし血が冷えるのはぼくも同様
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ウル
沈黙と花が屍者への手向けなら世界はもっとしずかでやさしい
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由縁
水含み藍の筆跡鮮やかに 義母が遺した陶器に魅入る
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大埜真巫子.
手折られた 弱った菜の花 治療する 光と水とで それでも おしまい
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桜町
我もまた昔の夢になりぬらむしのぶることも今ばかりにて
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桜町
日につれて苦しとぞ思ふ夢ならでうつつに君に逢ふすべをなみ
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桜町
君ならで誰に語らんことどもの苦しや胸につつむ思ひは
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桜町
今ははや野辺の煙と消えにけりなれも昔にならむとすらむ
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桜町
嘆かじなとてもかくても同じこと野辺の煙にことならぬ世を
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詠み人知らず
鳴り響く鐘の音聞こゆ元旦に父は居ないとひとりで泣いた
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