うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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彌生
たのしみは ペダル回した帰り道 「早くメシを！」と腹が鳴るとき
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りんす
背伸びしてガラス風鈴蓋をするきんぎょの密閉８月保存
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彌生
たのしみは 抱っこ嫌いの猫の仔が隣に伏して欠伸するとき
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彌生
たのしみは 何があるかと考えて 絞りきらぬと項垂れるとき
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彌生
君となら どこまでだって行けそうと ペダルを回す快晴の下
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西村 由佳里
ひさびさに合格点が付きました初めましての作家の本に
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まつり
白鳥のこぼす涙で冴え冴えと静かに青く染まるみずうみ
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呉竹の憂き節
いと晴れて過ぎ行く夏もある物を身のさりがたきいかにかはせむ
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秋日好
おでかけにマニキュア塗ったこの指は鍵盤位置を見失っている
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絮谷新
イスラムの深き祈りに抱かれて砂漠に眠るキャラバンサライ
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舞
新しく生まれ出でたる朝日へと踏み出し歩む今日を生きんと
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夕夏
ゆめつなぐしめいがあるのふたりにはめいめいにあるしめいをあたえ
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夕夏
おさなごのみらいおもえばゆめがあるみらいをつむぐただのひとでも
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呉竹の憂き節
塵の身を分かぬ月影いつとてもわがさす方に照るぞめでたき
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このえ
いかにぞや かくばかりなむ待つわれをえ知るまじききみにやあらむ
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宴
夏はもう終わりだよなんていうように八月末日麦茶が切れた
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たかなしゆり
高一の時好きだったＫ君が二十二歳になってしまった
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人三昧
平坦な 今日一日の 積み重ね 平に生きるは かく難しき
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緑川夜枝
手と手とか心と心のつながりを 信じていたいまだ知らないから
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緑川夜枝
変わらないものなんてない現実で ただひとつ変わることない現実
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