うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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痴光山
見慣れたる子らの減りゆく小学校 立冬の校庭広ごりて見ゆ
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詠み人知らず
選択を 悩む時間の 不幸せ 両手合わせ 躊躇うご飯
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なりあきら
小鳥飛ぶ 大きな鷹も 飛んでゆく 大きな空を みな飛んでゆく
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舞
骨踏むが如くに軽き音させて落ち葉道ゆく我が秋の暮れ
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び わ
ドイツ村マリンゴールド一面に赤白黄色吾を出迎え
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横井 信
オリオンの東の空に現れて家の灯りの温もりを見る
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睡密堂
大鍋をぐるぐる混ぜて笑いだす魔女の真似して作ったシチュー
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詠み人知らず
飛べぬ鳥 退化名残りの 羽根広げ いつかは飛べた 夢を語る目
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ハジメ
老いと記憶加齢で得るもの失うもの歓喜はリスペクトの後に
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ななかまど
母のコツ砂糖が先で最後には味噌と醤油が味を決めると
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曦宗達
「ボクのまま生きていたい。」と神様へ祈れば銃でまた撃たれたり
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音蔵 雅秀
川氾濫 土手道越へて 濁流が 住みし家々 湖に浮く
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音蔵 雅秀
真っ黒な 遺体にホースで 水噴射 粉塵除く 炭坑の事故
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舞
いたずらな風に乱されスカートをふわり押さえる乙女白き手
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なりあきら
惜しめども 暮れゆく秋は 移り去る われもの想う 花薄かな
7
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茂作
これ見よと映し繪送る友のあり 伯耆の富士は白に染まりて
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横井 信
雨の降る冷え込む秋の朝はまだうすい上着で向かう北風
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睡密堂
発車ベルホームドアーが閉じていく逃れられない今日が始まる
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滝川昌之
グツグツの土鍋は熱が逃げにくい焼かれたうどんが腰抜かすほど
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ななかまど
白鳥の降りたつ姿にその旅のつらきを思う翼癒せよ
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