うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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今村りいこ
軒の端に遊ぶうさぎは虫の音に踊り唄うや望月なれば
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紫苑
すべらかに床を流るる望月の影は今宵を異界とやせむ
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まるたまる
在る事に感謝をせよと記し置く欲しがる人はツキも見放す
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麻倉ゆえ
満月が魂を抜く十五夜の光が眩しすぎて逃げ出す
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七色コイン
酔いつぶれ僕のかたわら転ぶきみ添い寝で月を愛ではしないか
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まるたまる
駅前の月は今夜も頑張った 私をこんなに元気にしたし
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由良
夜長月かすめて雲は早々に地球の裏へと帰っていった
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ふきのとう
お月見にすすきを手折り愛でる子の瞳に映る月物語
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まるたまる
深々と胸の奥まで届くから今夜の月はサングラスで見る
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みやこうまし
夏と秋入りあう空の赤あきつ微風の渦に上げ下げしたり
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ゆうくん
天空に 輝く星と わが心 カントを想い 歩く秋の夜
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ゆうくん
谷深く 木陰を照らす 山もみじ 赤き光りは 秋風の星
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ゆうくん
金銀の ススキ供えて 君と待つ 月見の宴 風歌う夜を
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岩崎純一（純星）
下葉より蛍のぼする光にやよひらの色を添ふるあぢさゐ
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岩崎純一（純星）
白妙のとけぬ雪てふ卯の花も冬とかたみにうつるをりふし
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岩崎純一（純星）
掻きつけし髪のさまなる杜若にほひぞあゆる野辺の遠近
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岩崎純一（純星）
名のままに藤の花房吹き散りて夢に夢見るむらさきの雲
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岩崎純一（純星）
宿からむ野辺の菫のかたはらにすみあへぬ世の床のすさびに
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falcon
淡紅の花を浮かべて流れくる清水にむすぶ指の涼しき
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楓
茜色稲穂も染まる夕暮れに赤とんぼ見る夏の終わりに
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