うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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呉竹の憂き節
なき命こほつと言はばいかなれや生るぞつらさのはじめなりける
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漫ろ野
拒むほどの理由の無さに手を繋ぎ 報われることのないさみしさを知る
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漫ろ野
陽光にさらされ弔う もう二度と隠し通せぬ花盛りの君
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只野ハル
落葉樹が緑を失い夕焼けに染まり散って逝く頃にひとり
16
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只野ハル
昼下がり真夏日になるＴシャツだけにすればよかった汗ばむ
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恣翁
ひそひそと 門に聞こゆる跫音は 独り寝る夜の 秋の声かも
16
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六郎
叶えてはくれぬだろうかここいらで上がる眉間に溜息が漏る
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蕗子
今生に良し悪しはなし患いの長びく果ての今日秋の朝
11
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夢士
歳重ね肩こり続く秋の夜や丸棒持ちてトントントンと
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nifu
返す返すもぶしつけな僕たちの携帯電波が届かない夜
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たけくらべ
ひさかたの光さやけき月あらばひとりの杯もすすむ秋の夜
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舞
滅びゆく秋の花へと蝶いち羽風吹くままにともに寄り添い
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新座の迷い人
メール見る 大事な事が ありゃせぬか 見て吃驚 削除のみ有る
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なかしぃ卿
燃やされし内に秘めたる我が小宇宙燃え尽きてのち脱け殻となれり
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なかしぃ卿
人相が惡く寫れり免許証の顏に本性表れゐたり
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絮谷新
秋の陽はホルマリン漬け透過して胎児の睡る永遠といふこと
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石川順一
電話あり伯父の死告げるその時に我は三枚舌外交を読む
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夕夏
しんかんせんとめざせとうほくたかだいもすぎのたいぼくすたじあむ
2
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夕夏
とおきごりんをみつめてみればなつかしきふゆでもできるとうほくで
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呉竹の憂き節
なげきこり山は幾重になりぬとも日ごとに返るかひもある道
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