うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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夢士
湯煙りや木洩れ日キラと硫黄泉揺れし湯面にもみじ葉二つ
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葱りんと
完全に ミーハー気分で 将棋観る 対三浦戦 ハッシー引き強
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こぐまじゅんこ
孫を抱き 祭囃子を聞きながら 誕生日の夜は静かに更けゆく
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めだか
猫の背を撫でながら観る「寅さん」は今日もふられて旅の空の夜
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片井俊二
秋空を群れ飛ぶなかに若冲の白き雀を探していたり
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人三昧
秋風や 祭りの後は 寂しけり 苅田に一羽 白鷺遊ぶ
9
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絮谷新
音の無きメトロノームの振幅を内に感じて靴を揃える
29
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多宇由いなき
「世界とは愛である」証明せよただし恋愛は用いないこと
6
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多宇由いなき
畑覆いしブラックビニールシートたなびく波長靴のモーゼ
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多宇由いなき
鎖鎌とブーメランを新調し 向かうデートで告げられる愛
4
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多宇由いなき
ふとウニが食べたくなりき午前二時 舐めし眼球同じ味ゆえ
3
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多宇由いなき
この代入可能なｎの中に入る適切な愛を求めよ
4
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たけくらべ
亡き人の思ひ出あふるみちのくの忘るまじきは秋桜のころ
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麻
よもやまのうつろふ色に染めかねてまつもわびしき秋のゆく末
33
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へし切
ねがはくは 喜「怒哀」楽を中抜きに 残る命を喜楽に生きたし
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恋葉
児童福祉習った日にはイクラなど食う気がしないでももう死んでる
3
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呉竹の憂き節
身をおきていつか紅葉の散りはてむ見る人からの月の桂は
7
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灰色猫
今までに潰した時間が集まって何やらいけない相談が終わる
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恋葉
気怠さは子供みたいに立ち尽くす窓を開けると風が涼しい
4
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恋葉
擦り傷の痛さつつけば踊り出すいっそ花でも咲いたらいいのに
3
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