うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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岩崎純一（純星）
かささぎのまだ見ぬ橋に思ひかけてほしあひを待つ露の織姫
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岩崎純一（純星）
鵺鳥のうらなく夏の杜の夜は風もけうとき床の上かな
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岩崎純一（純星）
闇かけて益荒男立つる篝火に鵜の目ぞ映ゆる色のけはしさ
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浅草大将
浅茅生の庭にも霜の置きそめて冬さく花のながめなるかな
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岩崎純一（純星）
翡翠の風まで青き後ろ手に色こきまぜて宿る月影
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岩崎純一（純星）
あなたより水鶏ぞたたく柴の戸にいくかへり散る声の面影
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岩崎純一（純星）
郭公卯の花だにもこむる夜に人知れぬ間の忍び音の色
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半格斎
喉元を突き刺す寒さや冬枯れの刈田に白き初霜の朝
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岩崎純一（純星）
山鳥のひとりぬる夜の尾の裾に玉ぬきみだる床の雨垂り
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岩崎純一（純星）
春あかね羽も色染む頬白の雪を残して鳴ける黄昏
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みやこうまし
枝振りて烏飛び立ち叢林の暗きしじまに黄葉葉きらら
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紫草
しらじらと今明け初めし街並みを 静かに照らす月の残り燈
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ゆうくん
風香る もみじの色の 星影に 君と見つけた ささやかな夢
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ゆうくん
音もなき 雨の雫が 残す夢 草露に光る 冬空の星
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ゆうくん
街の灯に 風きらめかせ 降る雨が 地上の聖夜の 星と流れて
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芳立
ぬばたまの闇に暮れゆく更級におぼえぬ星のひとつ輝く
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花梨
夕暮れて帰路急ぐ人足早に街路樹薫る黄金色の葉ふはり
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元円
窓の外誰かが見つけた粉雪に歓声の湧く南国の冬
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みやこうまし
地に落ちるまでの自由かどんぐりの親放れんと風を待ちたり
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まがね
雲よりも近いふりして光つてる今夜の月は少し淋しい
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