うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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蓬法院
木枯らしが千々にすさびて吹きし地に寒雪ゆるぶ春風ぞ吹く
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しまじま
六波羅の うつろい桜 源平の 栄枯盛衰 倣い咲くらむ
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しまじま
宇治桜 骸になりし 負け戦 悔いや滲みぬ 赤き花弁に
1
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しまじま
もののふの 宇治の桜の もも赤き 朝日没しぬ 戦乱の跡
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聴雨
うす紅の桃いちりんの花時を旧暦三月三日に思ふ
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聴雨
綴りゆかむ健やかなる日も病める日も怒りの夜も旅の朝も
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かぐら
嵐ってどちらの嵐 右の方なり 花ってこんなに静かに歌う
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ゆうくん
一筋に 君へと続く 花びらは 春に溶けない 淡雪の道
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おかき
北からの便りが告げる雪の華彼岸じゃらくが呼び込みて、春
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芳立
北極星に声はとどかぬそにどりの青いスピカは光りつづける
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風蘭
色づいたラナンキュラスの縁の紅春が来たよと揺れて微笑む
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詠み人知らず
ほの暗きゆふべの雨にてひた濡るるパンジーの花深き黄のいろ
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詠み人知らず
花開くときを待ちゐる桜の木に寄り添ふごとく夜の闇あり
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舞
枝々に世界を映す透明な露光りつつ春桜雨
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もなca
雨の夜に浮かびあがりし満開の花の揺らぎて妖し美し
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紫苑
春を待つ君を焦らすか糠雨はひと日ミモザの蕾に降りぬ
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半格斎
瀬の音も日毎清しき米代の岸の柳の芽もふくらみぬ
18
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桜園
梅園の地の面おほふ花びらの彩みづみづし春の雨ふる
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ゆうくん
潤いの風に流れる雨雲を 青く染めゆく 曙の空
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ゆうくん
桜咲き 君が旅立つ 道はいま 春の渚の色に光りて
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