うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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みやこうまし
御所苑の木陰を歩き見上げれば若き緑のハート重なれり
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詠み人知らず
棄てられた表情のないマネキンを 蒼白な月が照らす静止画
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水也
春の夜にときをわすれた蝶一輪ゆらりゆられて何処へとゆく
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七色コイン
手のひらに雨をいっぱい集めてる 水道水とどう違うかな
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幸浦佳
五月でもメイでも呼び名はどうでもよく去って往くのは今年のさつき
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浅草大将
秋くれば稔りたのむの玉苗にひかりくまなく風わたるなり
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ゆうくん
青空へ イチョウの若木 百年の 未来の音色 風に奏でて
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かぐら
エルモア・シェイムスって日本を月を知らなくて青い星合う感涙している
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恵
いかなれど美しく咲く桜かな散りても人の心潤おし
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あまおう
亡き父の老ゐる姿にまつすぐに近づく朝はつつじ目に染む
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詠み人知らず
ゴミ漁る 野良猫追い立て よく見れば お腹大きく 懺悔する我
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詠み人知らず
あをさぎのこゑのふかさに知られけり汝ゆく空と朔の闇
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聴雨
葉より葉へかけたる糸を紡ぎゆく蜘蛛の営みあかず眺むる
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聴雨
打ち寄する波の如くに繰り返すひとつの言の思ひは深き
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聴雨
風のごと青田わたりて舞ひ来る鷺たたずめば青きは立てり
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七色コイン
月よりもずっと遠くへゆくだろう 僕が持つのはアイアンハード
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ふきのとう
スコップに力を入れて土の中みみず顔出しわれ見て笑ふ
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舞
夏の陽の空満つ風にさやぐ葉の公孫樹並木の影も優しく
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菱谷真青木
夏という季節の重みこの星の一〇〇〇年分のさみしさが来る
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浅草大将
池の辺もただひと色を深みどり花や僅かのあやめも見えず
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