うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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環
連なりて飛ぶ蝶のゆく軒下に紅く咲きたる紫陽花を見つ
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かぐら
悲しみのおわりをひとり整えて吹きつけてゆく風の椅子周り
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砂山
海からは冬の靴音波の間に鳥が飛んでも乾く朝凪
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詠み人知らず
エビチリを食みつつエビに問いかけるあなたは何度脱皮をしたの？
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詠み人知らず
このところ中途半端な空模様 もう見えるかな天使の階段
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紫草
垂れ下がる空に圧されてしとどなる雲はわが背をなぞりてゆきぬ
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詠み人知らず
夜明けには恐れ入るよな送り梅雨終焉告げる花火のごとく
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詠み人知らず
心地よい坂道の負荷を噛みしめて 団地のバスをパスする快感
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ゆうくん
淡雪は 雨の化身か ならば咲け 紫陽花燃える 雪の姿で
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ゆうくん
空に雨 会う会えないの 花びらを真似 七夕の雲は流れて
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ゆうくん
白紫陽花 地上に咲いた 彩雲の 迎え涙か 七夕の雨
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ゆうくん
七色の 星待つ飾り 雨に咲く 風に流れる 虹の姿で
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葡萄
待ち侘びて雨となかるる涙川ことにまさらむ天の河原も
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詠み人知らず
庭先の置き石の陰から闖入者あら、パセリ君。どこから来たの？
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詠み人知らず
雷鳴はひっきりなしに訪れて時代の変化 予感させる夜
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聴雨
悲しみの涙の化身かと思ふ夜をわたりて降りしく雨を
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じぇい
カブトムシ 朝雨に降られて 軒を借り 生まれは野山か 主はどこぞ
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環
早朝の雨につばめが拐はれた事件のニウスを聴く朝の卓
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環
立葵崩れたままの中庭に青い如雨露をかたむけてゐた
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コーラ
七夕や二年続いて雨降りて庇の向こう小暑々々ばなし
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