うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
|
|
-
詠み人知らず
生きている二本の脚を動かして 膝の痛みがその証拠だね
12
もっと見る
-
大埜真巫子.
ゆっくりと 一日がかりで詠む歌も 錆びついていく いのちのように
24
もっと見る
-
紫苑
紺青の空に飛び立つ薬包紙やさしき蝶のかたちにてあれ
24
もっと見る
-
灰色猫
まだ癒えぬ 原爆投下 黒い雨 語る言葉に 平和を願う
30
もっと見る
-
みなま
黙祷を忘れるほどに呆けおるんね 祖母の声聞こゆ今日原爆忌
12
もっと見る
-
ゐわむら
六〇と九年過ぎける今日の日の雨は未だに癒えぬ涙か
7
もっと見る
-
水ノ衣
多くの歌人が消えてゆきたり僅かの間時は急流
13
もっと見る
-
みなま
そうか今日四日でもなく六日でもないから母が掛けてきたのか
8
もっと見る
-
ながさき
一つ下 弟は逝く 三九で 妻子残して あまりに早く
24
もっと見る
-
速魚
悔やんでも悔やみたりない思いのするあの夏の日の時は戻らず
10
もっと見る
-
速魚
新盆の支度を銭勘定から始める娘に蝉しぐれ降る
5
もっと見る
-
紫苑
ふたたびを戻らぬ巣穴そこ此処にあふぐ梢ゆふる蝉しぐれ
16
もっと見る
-
灰色猫
病にて心身ともにボロボロで 肩抱き励ましてくれた人を忘れず
30
もっと見る
-
へし切
待つことに何時しか慣れて老ひ白髪もう直ぐ逢へるお盆の夜には
29
もっと見る
-
みなま
後悔は残った者の特権で空っぽの部屋に散ってゆきます
15
もっと見る
-
みなま
もう歳をとらないひとの誕生日ろうそく何本おつけしますか
24
もっと見る
-
詠み人知らず
亡き父よ 空のかなたはどうですか 祖父母に再会できたでしょうか
6
もっと見る
-
灰色猫
滅び行く祖国を愛するあまり大河へと その身を投じた一人の詩人
10
もっと見る
-
もぢずり
失ふと思ふだに膝頽るるそれが家族であるべき定義
4
もっと見る
-
もぢずり
電車移動しつつパソコン開け本も読まんとしつつ若きの居眠る
0
もっと見る
