うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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紫苑
あふのけに落ちしを指に掬ひてし蝉は梢を高らに去りぬ
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ふきのとう
窓をうつ雨の雫はこの夏を思い出にかえ秋へと誘う
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浅草大将
野を渡る色なき風の糸を染めて秋の千草はにしき織るらむ
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麻倉ゆえ
窓に風ふんわり吹いてセミ鳴かず夜闇の虫が秋を奏でる
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詠み人知らず
心地よい筋肉痛を維持しつつ 食べたいものを食べる喜び
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詠み人知らず
堤防の小道の脇の草いきれ 強気な夏が居座っていた
9
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由良
雨を約束して雲は道端の名も無き花にふいにウィンク
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由良
なんにも求めないただまっすぐな月の光に胸を突かれる
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桜園
亡き祖母と手繋ぎ歩きし田んぼ道夕日も稲田を照らしくれぬ
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葵の助
「また来年」プールバッグに囁けば九月の雨が毛布のように
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詠み人知らず
太陽は西に沈んだことはない 昇る準備をしているのだよ
10
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猫実主税
散りかかるもみぢもあらぬ池の面にただ澄みわたる冬の空かな
11
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詠み人知らず
こおろぎの柔らかき音に身をゆだね明日は東か西か南か
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五穀米
容赦なき日差しも懐かし窓からの風冷やかな九月朔日
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猫実主税
春雨にあまぎる山の雲間よりほの見えし花の散らなくもがな
5
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由良
まっすぐに光は伸びて心まで静かに照らす月の導き
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由良
綺麗だねブルームーンだねと離れててもみんなが同じ気持ちで見た月
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詠み人知らず
九十分速歩の後の水シャワー ぁあ人間は海だったのだ
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由良
夏雲が依然どっしり身を横たえ９月の便りも何処吹く風と
1
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由良
沈みゆく陽の光と昇りゆく月の光の交わるところ
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