うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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恣翁
風に舞ひ 地を這ふ音の蕭条と 朽葉響けり 冬の舗道に
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もなca
瑠璃色に明けゆく空の片すみに消え入りそうな銀の眉月
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南 骸骨
夕映えの富士を輪切りにしてしまう電線走るネオン街を抜けて
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桜園
凍てつきし白き大地は朝日浴び霜のとけだす光はなちて
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まがね
白い息フッと吹きかけ街の灯を消せば夜空に満天の星
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みやこうまし
末枯し落ち葉踏みつつ弔問の思いを捧ぐ秋の終焉
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紫苑
黄葉を透く木漏れ日に響きあふ渓のながれをふたり辿りぬ
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由良
久々に星空を見たらなんだかシャワー浴びたみたいにサッパリした
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蓬ヶ杣
パンジーは丸い花壇に愛されて 誰もが忘れた風の爪弾き
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ゆうくん
紅葉舞う 冬彦さんに 似た僕は 眼鏡に映す 風のドラマを
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ゆうくん
草紅葉 風が詩集を めくる日は 読む道端の 冬の木の葉を
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みやこうまし
鶺鴒はいつも連れ添い飛び廻る離れちか寄り近より離れ
9
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もなca
朝の陽に髪光らせて自転車をこぐ女学生の吐く息白し
9
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花柊
枯れ枝の 揺れる気配に 陽だまりの 温さをさらう 風よ止まんかな
1
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澤木淳枝
ありあけに 月も冴えたる 山の端へ 滝の音に覚む 鳥は行くらし
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詠み人知らず
売り子押すワゴン悲しき雪国の 窓の外には底なしの白
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ゆうくん
銀杏降る 川を彩る 残雪が 冬の海への 道を描いて
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ゆうくん
街に降る 青から黄へと 染まる雪 銀杏葉燃ゆる 冬の炎と
1
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雅弓
木枯らしに乘り舞ひ踊る金銀杏我が頬を打ち人心凍む
2
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紗月
冬空に舞うはきらきら大銀杏命限りの光を浴びて
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