うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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桜園
美濃の国別院さまのふじ祭り見事なふじにわれは魅せらる
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紫苑
垣間みるスポーツ紙あり君のさとは藤のさかりと今ぞ知りぬる
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文麿
吾が庭は小鳥が蟲をついばみてお禮は白い野バラを生やす
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亜希子
酔うほどの 桜隧道 抜けきれず 未だ霞んだ夢に 残れる
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亜希子
今はもう 盛りならむや 夜桜の 薄くれないに 空染めるとは
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五穀米
バスの中虹と教えるひとありてグアムの朝市幸先のよき
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yuki
かろやかに唇かすめ頬なでる優しき風と藤の花房
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ふきのとう
新緑のまぶしきなかに花みずきの桃色映える空の青さよ
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河のほとり
草そよぐ風のしばらく止みぬればやがて暮れゆく野辺のしづけさ
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詠み人知らず
嬉しくてやがて悲しくなりそうな 「生きる」ってことまだ分からない
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焰狐
グーグルに聞こう世界の真実も矛盾もサボテンの花の色も
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詠み人知らず
人類は勉強しても學んでもをりこうさんにはなれないんだなぁ
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水鐘
鯨取り海に出たる回廊の上にまします市杵島姫
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水鐘
山道の徒然をはらす白浪に浮きて漂ふ我が身眺める
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紫草
藤の房照らすひかりや花影のさ揺らぎ優し五月朔の日
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さら湯
たつた一人 星の孤児 砂海を往く 二十五万の 夜を数えて
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聴雨
寄る辺なき命のやうに掌にうけて朽ち落つ白き花を弔ふ
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みやこうまし
吟行としゃれて五月の杜ゆけば新緑翳る夢のトンネル
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蓬ヶ杣
透き通る 空を映せり田園は 無限の水深 四角き海よ
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偽嫁
いまさらにダウンコートは着れなくて密かに肌着を二枚重ねる
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