うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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灰色猫
少年が夏の線路歩いてくいろんな夢を置き去りにして
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佐々倉シズカ
化粧はげ落ちてるような山々のホリゾントにはオレンジの粒
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せいか
うす桜の材木並ぶ小路には逢う間が時に木の香ながれる
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みやこうまし
梅雨の鬱和らげようと紫陽花の華やかに咲き辺り明らむ
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たんぽぽすずめ。
横浜で眺めど富士の大きさにちさき悩みも遠く霞むや
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潮月繁樹
夕涼み瀬戸の小島に月あがり夏の火照りに鹽風吹きぬ
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潮月繁樹
今な爲せるものを搜してひたすらに未だ觀ぬ澤を歩み續けむ
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日向猫
梅雨晴れや たわわに揺れる枇杷の実の産毛は若い肌の輝き
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もなca
みず色や青やむらさき涼しげな色の増えゆく六月の庭
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みやこうまし
彩々に花色つけし紫陽花の露に光れり雲割れし空
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やんや
ほうほうと頭のなかで火が揺れていち早く知る故郷の梅雨
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春咲
人里の 時は流れど たたなづく 青垣山は 神代のままに
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舞
群竹の風にたゆたう笹鳴りを包んで静か水無月の雨
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深倖（白子鳩）
せせらぎの流れのごとく おだやかなこころのうちは水無月の晴れ
8
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聴雨
つばくらめ軒を仮寝の宿として羽繕ひてふたたび出でむ
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聴雨
夏時雨 白雨 青梅雨 虎が雨 名のあることを知らず降る雨
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聴雨
空おもくあしもと濡るる憂鬱をぬぐふ朝のまろき紫陽花
9
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詠み人知らず
忘れられ埃かぶった誕生日 そっと私は自分に詫びる
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詠み人知らず
肌寒き空はグレーで一際にカラスの羽がやたらと映える
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東大寺
白き風 梢を揺らし 神の家 古都吹き抜けて 夏はすぐそこに
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