うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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聴雨
やはらかき弥勒菩薩の指先に似かよふ花にこぬか雨降る
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笑能子
肩透かし繰り返しゆく梅雨空を見上げてみては舌打ち幾度
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まがね
強風に霞払われ空の青、山の緑も鮮やかに夏
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蓬ヶ杣
赤と青 分ける地質のうるわしき 天が束ねる 雨の花束
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inosann
台風が足止めくってるそのうちにどなたが描きし今日の夕焼け
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もなca
さみだれて色づきそめしあじさいの花やはらかくつつむ雨の香
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詠み人知らず
真っ直ぐに伸びゆく枝の先々に小さな恋を実らす桜桃
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芳立
かけり舞ひほてりし媛のみそらより涙あつめて蒼きあぢさゐ
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みやこうまし
ひとり歩き目を上げて見る新緑に溶け入りたいと心から思う
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潮月繁樹
雨の日の雲間で光る陽の暗示明日の希望と今日の勇氣と
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笑能子
潤いを遺さず過ぎる風送りうんざり日射しを浴びては干され
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潮月繁樹
梅雨晴れに何があるでもないけれど何氣浮き浮き今日の夕暮れ
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恣翁
仏塔の迎ふる街に 今まさに 雲道連れに 雨入らむとす
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小林道憲
恐竜の生き残りもあわれなり サツキのもとに急ぎ隠れし
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詠み人知らず
空の青ではなくそれを見た時の気持ちを歌う言葉を欲す
8
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佐倉さぐ
こんなにも恋水の降るこの季節 ジューンブライドなんて嘘でしょ？
7
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紹益
梅 桜 蓮華 菜の花 藤 躑躅 紫陽花 咲いて 梅雨を迎える
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詠み人知らず
荘厳な千本鳥居をくぐり抜け伏見稲荷の神の風ぞ吹く
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詠み人知らず
嵯峨野路の高き竹林見上げれば曲がず伸びたる我が子を想ふ
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詠み人知らず
月光を集めて映える慈照寺の銀沙灘なる白砂の妙
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