うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
えんがわの昼寝うす目で見あげれば もう帰るかとふるさとの雲
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滝川昌之
ほら夏はまだ消えずあるこことそこシオカラトンボが停まり教える
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うすべに
菜園の曲がったきゅうりをいそいそと切り取る母の白髪目で追う
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夕夏
ぼばせんばひんばきょうそうれーすでのしゅつそうできるくみあわせはどれ
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詠み人知らず
大雨と 強き風には 驚いて 蝉を流して 無理矢理の秋
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音蔵 雅秀
法師蝉 時を限りと鳴く声の 哀れを誘うわが身重ねて
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敦希
目を細め雲間と漏れ陽切り撮って二度見で気付く笑返す彩雲
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うすべに
燈籠のならぶ柱の朱にゆれて ささやく闇に祝詞しみいる
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うすべに
風はまだ北をめざして雲ながす やれやれだねと舗道掃くひと
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滝川昌之
浜の恋いくつ溶かした土用波もう戻れない初夏の色には
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音蔵 雅秀
温暖化 海水温め台風に 勢い与へ被害増大
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音蔵 雅秀
気のせいや 寒蝉の声日一日と 陰りゆくごと風も涼増し
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音蔵 雅秀
法師蝉 聞くに慣れれば愛おしき 別れ惜しけど秋の気配が
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夕夏
さるすべりはなのかんじをそのままにかくやこうぼうふであやまらず
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仙人の弟子
八月の勇ましい風 吹けよ吹け 秋の涼風 目覺めぬ前に
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かのん
マドラーでまぜたみたいなそらのした口笛吹いてあるいて帰る
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うすべに
しぼんでもコップに夏空いろみずの夢のかけらに朝露ゆれる
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うすべに
雨音の間をうめて降るせみしぐれ 南へいそぐ灰色の雲
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灰色猫
盆の度トマトは売れんと破顔する農家の叔父のトマトが甘し
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灰色猫
朝顔を育むきみが眩しくて宇宙は今日も美しいはず
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