うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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舞
音も無く降りて上がれる水無月の雨の記憶の濡れた紫陽花
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聴雨
五月雨に凌霄花こぼれ咲く地に降るものは夏のしかばね
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紫苑
月読にさそはれしかも白妙のトランペットは香をこぼしをり
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紹益
五月雨に 濡れし紫陽花 赤青と 色変わりたる 魔法のように
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小林道憲
雨に濡れ 泣けるがごとき夏つばき 風さえ湿る梅雨冷えのころ
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片井俊二
梅雨空に入道雲も湧き立ちて 蝉の声響く夏はそこまで
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恵
ゆゆし青まといて空はところせし見上げる猫のあくびの先に
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詠み人知らず
ぽつねんと畦に佇む白鳥は 悲しむ前に子の糧さがす
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詠み人知らず
まろやかのぎやまん散りて土瀝青あすを占う燕の舞い
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詠み人知らず
ざわめいた木々の葉驟雨教えてる弾ける前に 家へお帰り
1
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聴雨
片影を拾ひてあるく黒ネコの足あとぽつり夏かげりゆく
12
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桜園
夏至の日の夕暮れ時の外面田に田水揺らして蛙泣き出づ
16
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桜園
梅雨晴に桔梗の花の咲けるさま見つつ心の優しくなりぬ
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アリア
こぼれたるミルクのごとく やわらかくとなりの庭に ねむる白ねこ
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春咲
鈍色の 空より落つる しづく受け 銀のレースの 庭に現る
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詠み人知らず
庭湿り草木花見は潤いて蓄うる水を口含むよう
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みなま
つばくろの番並んで電線に羽揺すりおれば雨も楽しき
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もなca
あじさいの花散りばめた六月の街は霞んだベールの向こう
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ふきのとう
紫陽花のあふるるほどの花びらは水無月の雨に藍の色濃く
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アキラ
紫陽花の淡きブルーの色彩は雨に濡れれば一層映える
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