うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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紫草
緑子の産毛の揃ふ耳たぶをそつとつまめば美乳の匂ひ
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夜空ありす
闇の中光輝くひとしずく淡く切ない優しい光
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春咲
あはれなる 桂男の かんばせは おほけなしとて 御簾に隠さる
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ふきのとう
四百年の時の流るる老松は枝を広げて現代を生き抜く
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詠み人知らず
ストーブに残る灯油を燃やし切る 梅雨の湿度の重さや如何に
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詠み人知らず
指先にすいかの匂いただよわせ季節がひとつ明けてゆきます
32
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ふきのとう
庭に咲く百合をいくつも手折りきて香しきにひとり微笑む
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桜園
水無月の陽に煌めきし南天葉赤黄緑ともみじのごとし
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もなca
草を刈る金属音のふと止めばしずかに満ちる鳥たちの声
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潮月繁樹
佛通寺 岩に沁み込む靜けさは業を据置き苔岩にせし
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みやこうまし
梅雨曇りされど涼しき御所の苑広さが作る軽き空間
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アキラ
古ぼけた社寺の入り口あざやかに紫陽花の花咲き染めにけり
10
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inosann
紫陽花の色を思わしとりどりに傘の花咲く通学路見る
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たんぽぽすずめ。
曇天の闇夜に染みて霞み立つ蒼 麗しき朝ぼらけかな
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聴雨
羽衣か富士の高嶺のしら雪か知らねど白し雲ゐながるる
9
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聴雨
漆黒のやみ降りしけば凛々と無月こひしき虫ぞ鳴くなる
7
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もやし
満月に見張られてるよな夜だから邪悪な私隠して早寝
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みなま
ねえ今日はスーパームーンであるそうで大きい月にむかって吠えよう
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きよ美
山合の靜けさ破るヘリコプター腰を伸ばして農夫見送る
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みやこうまし
白と黒きりりと返しせきれいの雨糸ゆらし二羽連れ立ちぬ
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