うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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吉祥地女
お母さんお母さんお母さんさびしんぼの我はひとりじゃ泣けない
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みなま
分かち合うひとなくすぎる冬のひにたえてしまえよ咲く風の花
15
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朔夜
猫はまだ生きては居るよ足元に触る記憶を留める内は
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己利善慮鬼
「寒いとね声もホントに凍るのよ」高まる冬に澄み渡る母
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みなま
残された時間を諦めたのでなく大事に大事に点すろうそく
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詠み人知らず
よかったねこれであなたに春はこむひと時だけど楽しかったわ
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秋日好
日常がこうも普通に続いてく あのひとはもういないというのに
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詠み人知らず
本日の オペ上手く いきますよう 神に託して 出勤いたす
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芳立
さむき夜に靴をみがけば亡き友のなほ春さきのままにうたへる
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赤石仙人
年毎に増える喪中の挨拶葉書今年は十指に餘りぬるかな
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恣翁
菜ばかりが膳に充つれど 「青物は好きよ」 と言ひし君身罷りぬ
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みなま
ははなどと呼びやるものか亡き夫を金かかった子と言うこのひとを
13
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桜田 武
次々と現世で会いし人黄泉へ我逝くはまだと先を窺う
3
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みなま
一昨年はあなたと去年は吾子と二人今年は独りのクリスマスとなる
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みなま
テレビでは悔しいと泣くアスリート我には悔しい気概もなくて
7
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みなま
この息を凍らせこの火をけしたまえひとのよわたるに飽きたわたしを
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詠み人知らず
成長が老化となりぬ歳月の我が身体にも無常迅速ぞ
6
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夢士
一筋の焼煙となり大空へ駆け逝くカンタ永久の別れぞ
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夢士
子ら巣立ちいずる孫らと遊びしが星の砂場に君は駆けをり
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みなま
二年前ペットボトルにすがってたＥＲ前のベンチにひとり
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