うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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たたたた
名の横に白いドットで「生」と書く息しかできない状態異常
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大野 冨士子
去る人も来る人もあるこの部屋は ところてん突き または人生
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夢士
白壁に映る夕陽の数かぞえ過ごせし昔いま蘇る
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kingface
我が夏の拙き短歌（うた）はかりそめの生きし証のひとつならまし
7
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詠み人知らず
ピスタチオ笑いながら回っては夏の氷上ダブルトリプル
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詠み人知らず
たて笛に紛れ込んだ種子からはまた朝だけ顔出す夏の花
5
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詠み人知らず
ヒグラシの夕闇誘う稲荷森 狐の睨む悪は何処に
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天鳥
夜空咲く花に見とれて横見ればみんなの瞳空にくぎづけ
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石川順一
口ひげを二度目剃る時怪我をする安全剃刀信用できぬ
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inosann
起きるとき耳石の具合を推し量る今日を占う祈りにも似て
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夕夏
せいかつのちえはいじょせしけんちくぶつのくうちょうきとめてしょうえね
4
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中野美雄
傍らに死在ればこそ喰ひ笑ひ喋りちらして知らぬがに過ぐせ
8
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舞
草いきれ満てる深山の草木の慰霊の塔に蝉時雨降る
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林林
一日に一分だけでもご自身の躰の声に耳をすまして
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び わ
気をつけて周りの車びゅんびゅんと気を緩めると「おお」事故のもと
9
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さへき さうじん
安価なる携帯電池 気休めな延命ほどの効果あるのみ
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灰色猫
世の中に裏切られては泣いた夜憧れだけがただ優しくて
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中野美雄
喰ひ笑ひ喋りちらしてゐたりけり かたはらに死のありつるものを
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中野美雄
人を恋ふるここ味真野の夜は更けて鳴る神遠く雨の降り出づ
9
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夢士
雨降りて野菜畑の茄子胡瓜色鮮やかに微笑みくれむ
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