うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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利己翔
やっていくやっていけないやらなくちゃ資格がない だからもう終り
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詠み人知らず
駅前で長く待ちたるタクシーにワンメーターの客の乗り込む
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美津村
野焼きの煙に墨絵のごとき遠き村夕刊配りにわが急ぐ村
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美津村
息を殺して野焼きの煙を走り抜け次の村へと配達急ぐ
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美津村
子供らのシャボン玉が目に沁みる夕刊配る山里の道
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美津村
歳より若く見えると云はれその後は夕刊配る足取り軽し
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美津村
縛り上げられごみの山に積まれしは毎朝われの配りし新聞
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美津村
バイクに乗るわが影新聞配る影老いてまだまだ若々しき影
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美津村
俄雨の止むまで待てるわけもなし走り出したり新聞抱へて
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美津村
降り出す前に配り終へむと急ぐ街雨匂ふ風吹き始めたり
3
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美津村
ありのまま報告したれど告げ口をしたるやうで後味悪し
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美津村
鉢の花美しけれど受函の前に置かれて新聞届かず
3
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わかばみち
その人も事情があると知る昼餉凍った心グラリと動く
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わかばみち
知らぬふり傷ついた人がいるのに笑いさざめく職場の昼
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妖本ユキ
ドラッガーまさかわたしが買うなんて立場が人を変える瞬間
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みん
空いている引き出しひとつでこんなにも怒られるとは思わなかった
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みん
ためらいもなく全員に甘えれる彼女は愛されて生きてきた
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美津村
髪刈りて店を出でたる午後の街他紙ははやばや夕刊配りをり
5
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美津村
朝光を包むやうに折り曲げて配る新聞手触りぬくし
5
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美津村
もっと早く配れ配れとわが影が右になり左になり配達急かす
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