うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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只野ハル
人生のリセットボタンそれよりも眠れぬ夜のスリープボタン
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新座の迷い人
氷山の 氷溶け出し 我が心 疑念は残る 悲し事かな
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ななかまど
陽のささぬ処えらびし風もなくそそとこよなく雪の下咲く
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幸子
黒雲に滞る気をようやくに放ち雄叫び上げる雷
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秋日好
満開の薔薇に唇埋めつつ靴下干すのは実はわざとで
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詠み人知らず
總菜の包みを守る力ありそんな輪ゴムを解く食慾
4
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詠み人知らず
なんでかな二十年まへ書店にて見かけた新書の背を思ひ出す
6
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詠み人知らず
遠い地で吹奏樂の演奏があるらしいけど僕は雨聽く
4
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真如
密やかに 散り敷く白き えごの花 おほどかに座す 万治の石仏
6
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煩悩
それぞれのスプーンがそれぞれの殻を割る音のラメンタービレ
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林林
群馬にも大き地の揺れあの人もあの町並みも元気だろうか
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工藤吉生
ギター弾く人のうしろを通るとき振り向かないでくれと願った
3
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バロンマン
思いがけず古き社に出会いたり見馴れた街で旅人になる
8
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舞
親しむはペットボトルに飾りたる妻の摘みくる野の白き花
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石川順一
最後だけお茶漬け使ふ夕餉かな御飯が余る非常事態に
12
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ユキ
紫陽花が 零す寂しい 独り言 池の水面に 溶けて沈んで
9
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只野ハル
また今宵悩みの海に漕ぎ出でるたったひとりの小舟は揺れる
20
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へし切
この崖を鹿も越えなば馬も越ゆ いざ ひと駆けに 平家の陣へ
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バロンマン
免許証返納をした帰り道歩く速さで風景がゆく
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横井 信
水鳥の寝ぐらは何処だ 夕暮れに餌をついばむ田んぼを過ぎた
9
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