うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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片井俊二
秋風がひと葉ひと葉を訪れて日々変えてゆく点描の街
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芳澤あやめ
飛び立つた 揚羽蝶見て 思ふ今 過去思ひつつ 居間で眺める
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コーヤ
山中湖夕日が沈む富士山頂ダイヤモンドが光り輝き
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河のほとり
この頃のあやしきまでに寂しきはうべ紅葉する秋の深さか
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詠み人知らず
案の定 月下に光るマネキンは 三本脚の 椅子に座って
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新座の迷い人
未知の星 ロケット技術 進歩して地球の生い立ち 分り出すかな
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詠み人知らず
寒さとは刈田に残る水のこと 里に小雨が 降り続くこと
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雨音日和
デトロイト工業地帯に降る雨はかつてぼくらが飲んだサイダー
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矢車菊
だんだんときみの不在に慣れていく こんなに星がきれいな夜です
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千映
霜月の陽射しを浴びて南天の真っ赤な艶の実いつ落ちる
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矢車菊
澄みきった秋の時間を歩みゆくこの清らかなかなしみのまま
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柏木 月
しとしとと降る雨冬を呼んでゐる行くなかりけり秋の足音
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野々花
これからの季節のためと絡めとるへくそかずらの抵抗強し
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桜田 武
田園庭憩いの日常水没すのどかな日々は天の贈り物
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詠み人知らず
木枯らしが吹き拔けていく小路には金茶黄色の波が搖れてる
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珠海
帰り道傘打つ雨の音聞きて一人を許す夜は優しい
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芳立
冬立つと蛙はこもるしたくして土あたたかき稲株のもと
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あふひ＊・○・＊
雨音の止まぬ夜にはマグリット広がる青空浮かぶ石城
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コーヤ
街路樹のその先に咲く山茶花は明るく笑う娘のようで
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コーヤ
銀杏葉が風に揺れをりひらひらと黄金の蝶舞うごとに見え
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