うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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柏木 月
椋鳥が窓に激突意識翔び我が手の中でひとごこちつき
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コーヤ
乙女子の微笑み似たり紅椿楚々と咲きたる姿眺め入り
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コーヤ
爽やかな自然が語る言の葉を紡ぎて織りたうた山となり
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浅草大将
あらたまの歳まつ風に聞くことの久しも春の海のしらべは
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佐藤水村
吾が道は波また波を越ゆれどもまた立ち返る不二の鵠沼
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佐藤水村
寄する波思ひ思ひの心してそも尋めずして何さやぐらむ
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佐藤水村
砂を手にすれば指の間滑り落つその束の間の風の清けさ
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佐藤水村
海原の底ひの思ひ打ち寄せて高まり満ちて砕け散るかも
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佐藤水村
鵠沼の海辺歩けりときに歩を寄せつつ不二の海辺歩めり
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詠み人知らず
雨上がり 朝の公園我がものに 緑葉のカラス冬空吼える
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詠み人知らず
思い出をほじくり返し 並べたら 好きな順から 百まで残す
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舞
村落の煙雨に霞む緑なす田畑に棲むを羨ましくぞ見る
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秋日好
生誕の祭前日芝を刈る空には朧月夜の不思議
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恣翁
枯れ芝の 針のごとくに灯に光り 踏めば 乾きし音を立てけり
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千映
冬の海記憶の中にないものを何とか想像で膨らます夜
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コーヤ
遠い海渡り来ましたコハクチョウ優雅な舞で水面華やぐ
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コーヤ
冬枯れの冷たき風の吹く庭にポインセチアの赤が眩しく
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たけくらべ
しんしんと音なく雪花積もる夜や人肌恋ひて猫抱き寄せり
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恣翁
寒月に 骨ばかりなる木立越え 禊しつがに星の冴えけり
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呉竹の憂き節
天の門をわたる氷の影寒みもりくる葉ごとむすびとむらむ
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