うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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秋日好
夏花壇植え付け終わり三連休中日は海辺の歴史の街へ
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美津村
ひえびえと霧動く午後の山の駅に乗務は終りぬ眠たかりけり
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美津村
暖房に窓の曇りて暖かき電車に明るき朝光満ちぬ
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美津村
雪うすく積りし朝光の中を浮き出でて直ぐなる軌条二筋
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美津村
我が電車の出庫点検異常なし明けゆく空の星かげまばら
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桐生賄
掛け布団 綻び六ヶ所 繕って 洗って仕舞う これぞ節約
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紫乃
頬杖をついて、まだ終わらないかと ブルーライトが眩しい残業
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沙久
風雲急を告げる役員人事なり 動揺隠しつ電卓叩く
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松本直哉
まひるまのものみなねむるしづもりの暗き厨に潮吹くあさり
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ゐわむら
蕺の白きが吠えたる月の夜 移ろふ季節も忘れてしまつた
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美津村
パンタグラフの上昇する影朝の日に浮き出て車庫の壁にうつりぬ
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美津村
非常時急停車弁の作動能力も確かめてわが乗る電車の点検終る
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美津村
雨あがりし朝の日差車庫に満ち出庫合図の電鈴ひびく
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沙久
お互いの顔とスマホを突き合わせ 「存在」登録す紳士二人
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いわなおいびと
心なき面接の問いに応えきて飲む熱燗は辛くてにがし
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いわなおいびと
新聞紙床に敷きビルの日陰にて若き塗装工は昼寝しており
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高松 蓮
階段を 下る勢い そのままに 走り抜けたい 始業直前
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桐生賄
あいたたた 体そちこち 筋肉痛 情けないかな 草取りごときで
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松本直哉
四つ這ひの雑巾がけの手の先にちひさき蜘蛛の足ばやに逃ぐ
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松本直哉
すきとほるうすさに切りしたまねぎを水にはなてば花弁のごとし
7
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