うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
さ丹頰ふ 色出でにけり吾もまた 染むるやうなり有明の雲
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詠み人知らず
薄墨を 流せし空の冱えわたる 沫雪の舞ひ心引かるる
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詠み人知らず
冱つ朝 むすびし冰面に幸ひを 祈ぎて掬びし掌の水
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ＫＥＮ
夜をかけて 雪と咲けずに 降る雨の 思ひ燒くかは 今朝の朱の雲
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虹岡思惟造
陽炎の燃ゆる想いは秘すが花所詮叶わぬ恋と知りおり
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舞
夢であれ知り初む恋の埋もれ火の炎は明かし枯れてゆく身に
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トウジさん
作るのも面倒なりしこの頃は懐かしいかな妻の手料理
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へし切
侘助は白き花こそ いみじけれ 通ふ夢路に迷はぬように
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萱斎院
あともなき夢のただぢのよはの月 つれなき霜のむすぼほれけり
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詠み人知らず
孤独とふ愁いにあらず静けさのたおやかなれる熱きたましひ
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うすべに
枯れた野でひとりさみしいさざんかに 蝶のかわりのめじろさえずる
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虹岡思惟造
射干玉の黒髪の乙女今いずこ脱色茶髪街に溢るる
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さえね
ひと文字で君を殺める文字だからそのひと文字をていねいに書く
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虹岡思惟造
埋もれ木の人知れぬ想い告げたなら他人は揶揄せむ老いらくの恋と
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虹岡思惟造
降る雪を睨んでバスを待つ君は黙して語らず吾を見もせず
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奥月汀
じんわりと滲みいる熱にほだされて手放せなくなる湯たんぽの恋
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舞
初恋は紅さえ知らぬ淡色の触れるもできずひとひらの花
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さえね
闇にしか生きていられぬ恋ならば光の中に出してはならぬ
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詠み人知らず
七草の瑞々しあお白粥に添ひて芳し春野往くごと
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Aquarius
デートには不向きな港の引き込み線２４時間持ちませんから
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