うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
ゆく川の澪をたどって花いかだ はかない春の夢のあと追う
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痴光山
見上げつつ往くひと酔へる満開の 花下けなげな胴吹き桜
8
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芳立
年ごとにふりゆきてまたさくら花われもあらたに六つ歩みゆく
4
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色糸
星を弱み旅のしるべは頼みなし冬の光の月やあらなむ
4
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色糸
一すぢの春の明かりの訪ひに山椒魚の動き輕やか
8
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たく
かたくなに 落つるを厭う 返り花 吹きぬく風に 柳ゆれるも
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びわ
庭に咲く白き色したあやめかな花名苦手な吾でも見とれ
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つばす
老木の幹から出でた花二輪 その可憐さに心惹かれし
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灰色猫
チケットを湯がく楽園永遠天国へ行くより前に今は食べなきゃ
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灰色猫
身を捻り海へと刺さってゆく鳥の生きようとする決死がきれい
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灰色猫
水を汲み焚き木を拾い肉を食み叙事詩を読んでもらって眠る
6
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仙人の弟子
見上げれば昼の残月うっすらと春の優しき空に漂う
6
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うすべに
やまかげの小径へはらり風にのり 谷越えとどく花びらの紅
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痴光山
極まれる大八重桜の公園の 水辺には絵筆持つひとらのみ
5
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びわ
桜散るはらはらこぼれ雪景色囲碁で頑張り花道もどる
5
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うすべに
満開のさくらかすめてすいと翔ぶ 長い旅路の疲れも見せず
9
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痴光山
花嵐受くるもゆるりと満開の 枝ごと揺るる八重桜かな
9
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Chico
遊星に毀れむとする美しさ 暫し留めて桜蕊降る
6
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恣翁
ちらちらと 昼の蛍か 連翹を滴り落つる花時雨はや
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うすべに
散りいそぐ桜惜しんで花ぐもり 雨の気配にこころもそぞろ
8
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