うたの一覧
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音蔵 雅秀
木々芽吹き 風清かなる散歩道 車椅子にて君は嬉しげ
4
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音蔵 雅秀
愛し子の 車椅子押し散歩する 日はうららなり 春を感じつ
2
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音蔵 雅秀
施設庭 三周すれば 愛し子と 引き離される 切な面会
1
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音蔵 雅秀
待ち侘びし面会すれば 愛し子は 笑顔をくれる ただ愛おしき
3
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音蔵 雅秀
日曜日 任地にもどる虚脱感 わが子の温みまだ残りおり
2
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音蔵 雅秀
胸の内 命にかえても守りたい 炎抱きしめ 生くがわが道
3
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音蔵 雅秀
守りたや 死すともこの世に留まりて この子の命燃え尽くるまで
2
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澪子
春風は桜の花を散らしつつ巣立ちゆく子の行方見守る
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音蔵 雅秀
土産なく 遅き帰宅を 目でなじる 物言えぬ子が父を睨みて
1
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音蔵 雅秀
面会日決めるを悩ます 菜種梅雨 わが子は大の散歩好き故
1
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音蔵 雅秀
顔見れば わが手求める愛し子は もうはや二十歳 幼子のまま
2
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夢花火
鼻たれの 子供の姿 見なくなり 垂らした頃の 自分を恥じず
3
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音蔵 雅秀
愛し子と 一日過ごしまたもどる 単身赴任の何と淋しき
1
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音蔵 雅秀
腕掴み 吾に行くなとぐずる日は 帰任する身の重きことかな
1
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音蔵 雅秀
正月を明けて帰任す 脊にすがる 共に過ごせしわが子の視線
1
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由縁
水鳥にパンを与える子は楽し 生態系の乱れ説く野暮
2
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音蔵 雅秀
何事も ただ受け入れて耐ゆるしか 術知らぬ子よ その胸の内
1
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詠み人知らず
風吹きて 桃笑むを待つ陸奧も稚兒らの頬は花となりけり
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音蔵 雅秀
痛々し 向こう脛傷赤黒く 世話する人は気づかぬという
2
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音蔵 雅秀
往く父にうんとうなづき手を握る 君も明日より施設で独り
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