うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
この身をば 棄ちてし成さむ君がため 躊躇ふことの如何でありしか
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明日歌
もの云わぬ柱にそっと寄りかかり「嘘だったの？」と問う雪の朝
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虹岡思惟造
降りしきる雪を見上げて吐息付き貴女はようやく口を開きぬ
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舞
冬の間の穏やかな日に母の引くソリに乗る子の小さ欠伸す
9
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千葉 甫
ヘッドホンに満ち満ちていた音楽の終って音無く冷えている夜
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杜鵑草
夜もすがらうち降り積みし淡雪の戀こそあらな斯くに淨けれ
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ねこ好き
シングルに戻ったんだしバレンタイン義理チョコだって言えばいいかな
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杜鵑草
幾歳も添ひ遂げむとぞ下心つゆともしらで往きし君はも
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千葉 甫
一頻り卍巴の雪あって後に残るは冷え切った耳
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へし切
きさらぎの春は名のみに 木蓮はためらいがちに 綿毛につつむ
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灰色猫
神様のように扱う一時的記憶のなかで微笑む君を
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千葉 甫
角折れて入ったこの道 人影の無くて私とすれ違う風
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舞
語りつつ高校生のカップルは溢れて出でる泉のごとく
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詠み人知らず
篝火を焚いてくださいこれまでのしてこれからのふたりの為に
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ねこ好き
幸福度日照低く自殺率一等賞の故郷に埋める
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らくだより
青空やガラスクリーナーで雲を描きハイジのやうにポンと飛び乘り
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詠み人知らず
神變を 仰ぐ帷の綵色の イエローナイフの極光に觸ふる
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詠み人知らず
偶の 命となりしか交叉點 成出づ道の歩み異なり
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詠み人知らず
ありありと 思ひ出でぬは忍草 摘みてしゆゑか夢のかよひ路
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ＫＥＮ
陽を架けて 春の兆しを 仄めかし 人に溶くらむ 沼の氷水よ
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