うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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鰹鯨
梅雨の入り葦陰に牛蛙鳴き傘吹き抜ける霧と夜風
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沙久
殘雪や 漢の精の 一しづく この目で見れぬも 心眼で感じ
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千映
梅雨入りに間に合わないねみちのくの紫陽花の花まだ白々と
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夢士
梅雨入りの空に向かひて手を広げ色取どりに咲くや紫陽花
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コーヤ
紫陽花は降る雨重ね鮮やかに色変化させ誇り咲くかな
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たけくらべ
紫陽花の上にはのそりカタツムリ篠突く雨に我が道を行く
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水無月
水やりを忘れ夕べにしおれたるペチュニアの鉢見るたびに詫び
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コーヤ
沙羅の花夏のひかりと語らった思い出胸に夕に散りゆく
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コーヤ
雨にぬれ紫陽花色めく時節なれ漂い香るはくちなしの花
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いわなおいびと
腰曲げて畑仕事する祖母浮かぶ太くて長き空豆並び
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野々花
涼風に一葉の重み水えくぼ月の明かりに悲しみ拡げ
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西村 由佳里
蝶たちはいったいどこにいるのだろうしとしとしとと雨が降る中
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水中あやめ
青柳や五重塔は色くれて水面を染むる夕附日かな
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ゆり
おるすばんたたみの奥がうす暗いやつでのかげにあの子がいるよ
5
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ゆり
おはじきを畳のへりに並べ待つカチコチぽつり音といっしょに
3
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たけはる
茶畑に 紋白蝶が 訪ね来てごきげんようと 愛らしく舞う
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たけはる
昇る陽の 光を浴びる 青し畝にひらり踊るは 紋白蝶か
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詠み人知らず
雨降りにテールランプが滲むのを 陳腐に思う 間欠ワイパー
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野々花
泣きそうで泣けない空の切なさをそっと見上げる青き紫陽花
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詠み人知らず
おりてくる 野生の鹿が人里に 秋でも無いが 哀しげに鳴き
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