うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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恣翁
気が付けば 人参ばかり残る皿 病院食のシチュー啜れば
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恣翁
高熱を招きしブドウ球菌や 何処より 血に混じりたるらむ
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白雨
一年をどう過ごしたか日記にて思い返せば少し虚しく
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海野 冬雪
母ひとりに食は任せぬ厨に立つ いつの日にかひとり分
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只野ハル
シンデレラエキスプレス見ながら飲み過ぎ死んでれら長ーい溜息
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敦希
かの人を恋ひかぬ痛みは忍ぶれど 忘る今では歯痛に惑う
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茂作
落ちもせず朽ちる山茶花いろ褪せて 見るや我が身に年の瀬の風
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ガビー
土佐湾の遊覧飛行が特典で 買ったテレビと初めての空
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舞
冴え月に鳴き交わす声白神のみ深の森を白鳥のゆく
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び わ
手話中級男性は吾れ一人のみ難聴男性手話に挑んで
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横井 信
年の瀬の家路を急ぐ駅前で急に降り出す雨に濡れてる
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天野まどか
月光はたらりたらりと滴って蜂蜜にじむごとき雪原
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天野まどか
傷口のような三日月冷え冷えと闇に這い出た裸木の枝
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海野 冬雪
スタジアムは遺跡の貌や戦い続く選手もあらん契約求め
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zoonist
いまさらに時せわしなし今宵もて大河ドラマの最終回と
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ななかまど
北風を見事に捌く竹を見る身のしなりこそ処し方なりや
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雪の田舎
のぞみては師走の風にたち消えるちりにもならぬこの身のごとくに
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中康
雪が飛ぶ 吠える暴風 山小屋のストーブ熱く 年が暮れ行く
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中康
雪が舞い 霧笛が咽ぶ ガラス窓ストーブ燃えて やかんの蒸気
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芳立
山の端の月ははるかに照らすなり真冬の谷間わたりゆく身を
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