うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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大莫迦者
夭逝の 女の子笑む 葬儀の日 雨であれと 願った空「青」
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中野美雄
モーツアルトと花々と神樣のことが 好きだつたきみは はや十四年
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利己翔
概念が迷路の様に歪んでくインターネットで建てられた墓
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灰色猫
矢を作るただひたすらに矢を作る弓作りは教わらなかった
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中野美雄
日に透ける黄色きはなびらバラの花逝きにしひとの植ゑしこの花
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tasuku
溢れ出す言葉にできない感情を人は涙と呼ぶのでしょうか
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tasuku
癒されぬ思いを詠みて破り捨つ老いを恨みて月を見上げん
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中野美雄
葦原はさやぎ偲ぶや明明にささめき逝きけるかの言の葉を
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中野美雄
朧朧と 赤紫の野薊の 搖れて戀ほしき きみの面影
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中野美雄
あしはらのさやぎ思ほゆさやさやにささやき逝けるきみの言の葉
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中野美雄
波響動む岩根に咲ける野薊のおぼろに搖れてきみの戀ほしき
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中野美雄
赤きドアのアパートできみと抱きあひ語りあひし夢老ゐて忘れず
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中野美雄
白み初めとおい潮騒もどって来雲雀ら鳴きだし きみはいない
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中野美雄
柿若葉いまし逝く日にきらめけば遺しくれたる眼差し思ほゆ
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ななかまど
ハシゴ乗り松の芽を摘む昼さがり 枝先にみる在りし日の父
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中野美雄
海鳴ればきみを偲びぬ淨きをばひたすら慾りて獨り逝きたり
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中野美雄
「アンポハンタイ」叫ぶぼくらを拔ゐて逝つた娘らのなかに君を見たんだ
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中野美雄
夕影にきらめく杜に山鳩の鳴きて偲ぶや逝きたる人を
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中野美雄
柿若葉の匂ふみどりに夕かげの幽くさせばきみを偲びぬ
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中野美雄
大海と夕日溶けあふ荒磯に立てるきみかも頬の夕影
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