うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
貴船菊七草に繼ぎ咲きにけり君清しくて古都を偲びる
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詠み人知らず
穩やかな田舎の道端に道祖神コスモスの影を搖らして吾を呼ぶ
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雲海
萩の露光をかえし燃ゆるよな葦も水面も朱の夕暮れ
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へし切
青々と空の果たては澄みわたりたわわに柿の実は熟しけり
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狭間
多摩川の ほとりのススキ サヤサヤと 優しい日差し 秋風なびく
5
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藍子
夕暮れの冷たい風に煽られるすすきの波が秋を深めて
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このえ
空高くひと息にかけゆく秋を冬のけはひのさらゐけるかな
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藍子
公園の桜が既に裸ん坊やがて来る春じっと待ってる
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朔夜
はりつめて詠めば詠むほどしらじらとわがこころより遠ざかる月
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石川順一
稲雀稲の穂の上乱舞して車は右折北上始む
15
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Chico
箸くぐる ワサビ醤油の皿浮ける神無し月の薄造りかも
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コーヤ
雨に濡れ花のかたちのあわれなれ鈴虫の鳴く秋の山道
19
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コーヤ
いくつもの花の命が生けられた菊人形の静の迫力
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千映
本当の桜紅葉にならぬ葉は謝りながら落ちているらし
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リクシアナ
鼓うつ雹の虹たつ狐雨などか涙す花嫁ごりょう
18
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ながさき
ひさかたの 光を浴びて 晴々と 草木は謳う よろこびのうた
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キュン太郎
運命に 従い生きる私たち 辿り着いたら自由の酒場
5
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くずもち
二億年あとに生まれる生き物は目が四つでも僕の後輩
7
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舞
見渡せば色あらたまる落ち葉らのあなたこなたへ寒き風吹く
16
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灰色猫
噛むと言うごく原始的な行いを良く意識して栄養を摂る
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