うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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笹舟
鹿威し古き邪魅とて祓いける 音の沁みこむ心清らに
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兎桃
雨ごとに庭の草の葉伸びたれば鎌にて払わん裾濡れぬよう
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うすべに
津波にも耐えたくすのき苔むして 天にひろげる枝に花咲く
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草木藍
古家の解かれた跡に月見草うすべに揺れて夏がまた来る
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滝川昌之
雫さえ雨後の若葉は去りがたい柔い黄緑焦がさぬように
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夢花火
夢枯れて 頭を垂れる 濡れた花 咲ほころび虹 渡りて種持つ
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痴光山
風に乗る子らを見送るタンポポの 晒せる坊主頭の清し
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恣翁
草の上に腰を下ろせば 春の陽の 根にさへ籠る熱き思ほゆ
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へし切
卯の花の咲き初む垣を横切ればほのかに香る初夏の風
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秋日好
やうやうと足を運べばいずれかと読めぬ花の香振り返りつつ
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茂作
きぬざやのしげき實りを喜びぬ 人に分けてはさらに喜ぶ
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うすべに
今日も雨 うんざり見上げる足元に元気出せよと笑いかける黄
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兎桃
よく見れば数多の雄蕊花粉もち葱の坊主はやはり花なり
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兎桃
幼子が庭に埋めし小楢の実芽吹き育ちて鳩巣を掛けり
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恵雪
細々と伸びる檸檬を慈しむ いづれ花咲く日もあらむと
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継海
老木が新品種なり報受けた里山俄にスマホ集める
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リクシアナ
春暮るる黒土ぬくみ萌えいずる菜圃の畝に桜ふりつむ
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音蔵 雅秀
名残り雪 雪割りの花 とりどりの 色で咲かせて 春をこじ開く
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茂作
黄あやめと紫あやめ咲きにけり 我が家の庭にふたむら咲けり
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び わ
白き色ツツジが街路飾りおり初夏の季節に涼しさ贈り
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