うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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兎桃
何処より遁れ来たるか大池の土手に咲える花韮の叢
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び わ
街路樹の染井吉野が吾みつめ元気ですかと励ましており
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仙人の弟子
どんこ舟 春の日射しは ぽかぽかと 川面きらきら ゆらゆら進む
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小林道憲
桜咲き 弥生の空は気も晴れて 寒さ残れど心勤しむ
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西園寺東彦
まことなる春はいつかと尋ねれば睦月と云ふたり卯月と云ふたり
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うすべに
うすべにに混じって凜としろい花 波浮のみなとをかおりで語る
10
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痴光山
さくら花見るひとあるも、ひとなきも 咲き闌け随所に 主となりたり
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夢花火
チューリップ オランダの花 確かそう 悩みながらも 見つめほころぶ
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夢花火
散る桜 今年も見れたか 雀の子 風靡な容貌 目を奪われて
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へし切
菜の花が咲いた咲いたよ蝶は舞ふ春はふんわりほのぼのとして
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継海
長雨に茎が曲がりたチューリップ花弁落つ土見続けており
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恵雪
春雨に終はり知りてか紫木蓮花弁は鳥の羽ばたけるごと
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び わ
チュウリップジャーマンアイリス君子欄菜の花も咲き春庭飾り
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あかぎり
春雷に 案ずるパソコン 菜種梅雨 騒がしくとも 雨に詠えば
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うすべに
いにしえの錆びた剣のものがたり 時へだてても桜はまた咲く
10
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滝川昌之
宍道湖の畔の鳥の公園で「フォーゲル」なんてドイツ語を知る
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兎桃
裏畑に世話も焼かずに捨て置けば約しく咲けり菜花一叢
6
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兎桃
桜花早し遅しと言ひけるが野に咲ける花時節外さず
5
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詠み人知らず
流れゆく 川面ひかりて 花をまつ 散るなら散るで 流れ息づく
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恵雪
高らかに何を謳ふや磯鵯彼誰時の静寂切りて
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