うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
|
|
-
灰色猫
スピッツもあいみょんさえも辞退する少しさみしい紅白となる
7
もっと見る
-
横井 信
年の瀬の眠りについた工場にやさしく響く冬鳥の声
12
もっと見る
-
千映
老いてゆく身の置き場なく悪口を放つお婆の物悲しさ見る
5
もっと見る
-
ななかまど
母の味おぼえし杓子手にとれば箸のすすむや切り干し大根
10
もっと見る
-
詠み人知らず
何もかも さらけだしてる あきらめて どうでもいいと 生きてゐる辛さ
8
もっと見る
-
恣翁
城址に立ち 碑を あかあかと染むる夕陽を 望みたりけり
14
もっと見る
-
源 漫
罪深き身の腐りたる心臓へ我と打ち込む錆びぬる釘を
5
もっと見る
-
横井 信
買い物へ君が出かけた休日のひとりの部屋に広げた写真
8
もっと見る
-
ななかまど
雪ぐもが入り日を不意に隠してもあすの天運うたがうなかれ
11
もっと見る
-
詠み人知らず
焦つても 日が過ぎるだけ 靜かに待つ 私のせゐで 家は決まらず
3
もっと見る
-
舞
故郷にすでに人無き我が身なり住めば都の根なし草かな
11
もっと見る
-
夏深
真っ白な遥かに望む富士山の姿気高く初春待ちおりぬ
8
もっと見る
-
夏深
真っ白な雪降り積り何もかも覆い隠すなら辛くないのに
8
もっと見る
-
び わ
わずかだが歩み続けて諦めず違い感じる時はあるのか
5
もっと見る
-
千映
児のようにはしゃいでイルミ楽しんでまだ体に色が絡まる
6
もっと見る
-
詠み人知らず
苦労して 壁にぶつかり 嘆いては 白髪が生えて 失笑する
2
もっと見る
-
灰色猫
呪ったら呪った分だけ返り来る人は鏡を生きてゆくもの
15
もっと見る
-
横井 信
帰り着く無人の駅は冬枯れの田畑の中の小さな浮巣
13
もっと見る
-
横井 信
年の瀬にひとり出かけた街中でぽとりと落ちるつめたいしずく
9
もっと見る
-
ななかまど
冬空を抱える深き湖はあやうきほどの波たて騒ぐ
14
もっと見る
