うたの一覧 (カテゴリー：学校 並び替え：新着順)
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詠伝
学舎の内外を問わずあまたなる師との出会い仰げばとうとし
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マシュー
ふるさとと呼んでいいかな電車内ひかり差し込むわたしの特等席
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詠み人知らず
ケホケホと体丸めて咳き込んだあなたのせいで学校休む
2
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詠伝
児童らの冬休みの夢消化してピンクの煙を吐きだす校舎
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五穀米
同窓会マニアの誘いを断りて手紙に記す我が人脈を
3
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淑乃さと鹿
カフェオレとペンとノートと消しゴムと差し込む西日が未来を照らす
9
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野中ことね
さりさりと鉛筆を削る音だけが光の満ちた教室に響く
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片栗粉
どの家も始業を控えし前日の準備に騒ぐ祭りのように
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ちけ
その先に見えたあなたに追いついて 今日の体育の話がしたい
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祐鈴
二十年前にふられた大学の問題がもう解けないでいる。
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五穀米
後々に売れる本のみ購えと教えしひとの名を未だ覚ゆ
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睡魔
新緑の季節がすぎて六年目砂の果実を喰みておもねる
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詠み人知らず
教室といふ別名の監獄に蝶のふはりと迷ひ入り出づ
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浜野
先輩は「いつかお前も同じように苦しむのだ」とかく語りき。
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南美帆
あと三日受験生らは迫り来る人生の山 共に登らん
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詠み人知らず
ずつとずつと昔の約束思ひだし會ひに行かうと驅け出した午後
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らてん
公園を横切る午前１０時過ぎチャイムで縛る個性 休息
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詠み人知らず
登校を厭ふ少女の群離れひとりあゆみてみづいろの鞄
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詠伝
たまさかに同じ詩篇を選る奇蹟何時限目に起こるでせうか
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麻倉ゆえ
激しくて見とれるほどのクロールがプールサイドに散らす夕焼け
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