うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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裕月
枝先に薄紅の雲滲ませていま一度の春の陽を待つ
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万陽
土手に咲く 黄色い獅子が 群れている気候も上々 春もたけなわ
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九條千鶴
菜の花を摘み取りし乙女子の頬を撫でたる風のさやけさ
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河のほとり
鶯のほのかに鳴けば花桜いづこよりとも知らず散り来る
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千映
枯れ枝のふりして春に新芽吹くテッセンそれはマジックショー
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詠み人知らず
合歓の木に 風さはりたり 宵の頃 花は寝るらし 葉は寝覚ぬるや
6
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詠み人知らず
山里に 時違う頃 降る雪は 故無かざるや 秋の向日葵
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まあさ
花びらは 桜を離れ 雑草の 緑の上で 二度目の開花
16
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灰色猫
南国の夏が詰まったコルク瓶ただ砂浜に漂うており
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灰色猫
コカコーラ瓶を鳴らして乾杯す朝日がのぼる麦わら畑で
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石川順一
藤の葉は未だに生えぬ藤の花こちらも未だ咲いて居ないが
6
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石川順一
南北差花冷え特に実感す十五度よりも下を示せば
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石川順一
モバイルを持って居なくて登録を拒まれ居たり花冷えの日に
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夢士
月明り卯月満月冴ゆる月虹の月傘咲く花照らす
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宴
霧雨の夜桜の道とぼとぼとビニール傘を花柄にして
8
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コーヤ
花満ちて 枝垂れ桜は たおやかで 揺れる姿を 水面に映し
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コーヤ
ひとひらの 舞い美しき 風通り 花の吹雪は 淋しさ誘う
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白彗
夜風吹く 街灯を背に 霧雨が キラキラ見せる 風の流れを
5
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詠み人知らず
雨足が春の蕾を蹈み歩き花色の先を 雫が伝はる
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102
曇天がこれほど蒼くなれたのかどこぞで海を呑みこんだのか
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