うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
道朱く春のうたげの夢の跡 うつつにもどす薫る葉桜
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痴光山
春木立去りては戻るこの小蜂 宙の縄張り 宙の核心
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夕夏
かんだんさこえてしろふじさきはじむきょねんとおなじもうしょおとずれ
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ガビー
日々毎に繰り返される朝焼けを感謝もせずに易々と見る
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へし切
冬に枯れ 春は若葉に青々と 秋には紅葉し紅くよそほふ
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茶色
若葉萌え初夏の陽気に移りゆく季節の早さ戸惑う吾かな
4
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兎桃
黄昏に魅されし人居らねども失せし履物狢の業か
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千映
咲くも良し散るも良しなら葉桜も良しだと桜好きの言の葉
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千映
落椿短き人の輝ける時と比べる切ない瞬間
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うすべに
散り果てた花のさみしさなぐさめる 出番が来たと咲くはなみずき
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継海
行く先を問ふ人多し狭き街身を乗り出して指す忍び花
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うすべに
羽根ひろげいそひよどりの恋の歌 誰もこたえぬひとり芝居で
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痴光山
桜道は降り敷く花の小紋染め 薄ももの世ぞ夢のたまゆら
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うすべに
山おりて庭木のやぶで枝わたり 初夏はちかいと歌ううぐいす
9
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へし切
初夏の陽に光る水面は暫しくも長閑なるかな糸を垂る人
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継海
古井戸と思えば花の古池や 蛙飛び込む水 春の音
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うすべに
新緑のはやしをぬけて薫る風 枝から枝へわたるうぐいす
8
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兎桃
春深み逍遥すれば菜種花景色の底の明るくなりぬ
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つばす
道端に桜花びら集まりて 枯れ果て砕け命閉じけり
4
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痴光山
桜散る木立の沼には残り鴨 水面に咲ける花びら掻けり
7
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