うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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艸介
ぼくたちはさとり世代と揶揄されて 無常に憤む若さも喪う
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艸介
先達の菩提とわらふ吾が虚無は身ども蝕み鬼を育む
1
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只野ハル
動輪と路線名の碑駅跡の公園にあり蝉しぐれ
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只野ハル
もう慣れた職業欄のおしまいの年金受給者にチェック入れ
4
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只野ハル
一生の思い出にすると言ったけど時に流され褪せてくばかり
4
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只野ハル
行く先を告げた相手のいなければ還らぬ旅思う草枕
5
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青き銀椀
心寄せて日々の暮らしに華のあるを見つけむ今朝の梅雨明けの空
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舞
ふるさとの畑の香りす振り向けばスーパーの棚桃あわき色
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つばす
濁流を物ともせずに耐え忍び 元の住みかで鯉泳ぎをり
5
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丑之助
幽玄の世界思いて九份を訪れし我を迎う団体客
1
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丑之助
はぐれおり君を見つけしバス停で運命の絆信じし我かな
2
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丑之助
酔い覚めて昨夜に失言ありしかを思いて悔やむ夜半過ぎかも
5
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丑之助
幽玄に憧れ訪る九份は京都清水坂の俗世界たり
1
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丑之助
毎日の小さな日々が重なってやがて大きな決壊になるらん
1
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突厥
偽者になりすまされし姓名で穏やかな場所消えし運命か
3
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横井 信
前線の居座る夏に晴れわたる空を知らない蝉のなきがら
14
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キタキツネ
天災が人災加え激甚化なす術もなく避難するのみ
4
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つばす
クーラかけ暑い暑いという妻と 長袖着込み対話する夕餉
2
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詠み人知らず
蝉が鳴く 死ね死ね死ねと 聞こえるの 涼しい部屋で 耳を塞いだ夏
6
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谷村思亜
行き行きて ブラックホールに堕ちるとも 彼方を目指すは僕達の意思
5
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