うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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コタロー
かたつむり家を背負つて進みたる時間をかけて明日を探す
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コタロー
狹庭にも惠みの雨の蝸牛壁に三疋角出し動く
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中野美雄
大海の波響動もせる切岸の海桐の花の散りにけるかも
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夢士
降ればふる降らねばふらぬ一かゼロ何処に在りや梅雨らしき雨
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朔夜
肩こりと頭痛古傷ぶり返し雨の予兆に吾が身おののく
7
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石川順一
オレンジの百合の花咲きカラオケはビーズの歌で始まり行けり
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コーヤ
夏の候紫揺れるラベンダーの香りの風が暑さ吹き消す
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コーヤ
夏空に向かって輝くガザニアは花火のような笑顔を見せて
13
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詠み人知らず
藍色のカップに香れる珈琲と雨音だけを楽しみており
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kingface
雨匂ひ緑深むる梅雨の日は鼻歌出でぬ駅までの道
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kingface
じゃがいもを雨降る前に掘り行けばあに大きなる芋ぞなかりし
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滝川昌之
自らの怠惰を悔やむ梅雨雲の嗚咽のような遠雷を聞く
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松本直哉
夏衣たつたの川のせせらぎのほとりに立てる白妙の鷺
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詠み人知らず
屋根を蹴る雨脚向かって耳すませ 梅雨入り告げる 午後の灰空
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あゆか
草の実とアユにヤマメの帰り道しばらく飼うと食べられないの
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あゆか
移植した栗がしっかり根を張って雨をためこむ ああ六月だ
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おそロイホ
ネガティブに思ひ出される黒歴史 あな恥づかしや 穴に入りたい
7
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天鳥
予報雨てるてる坊主つるせどもうまくつるせずさかさ坊主に
8
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石川順一
目が潤む母は眼科に行って居る雨が降ったり止んだりして居る
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へし切
夏の夜は夢をはかなみ微睡めばいや儚にも明ける朝かな
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