うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
|
|
-
詠み人知らず
言葉無く まなこを見れば伝わりし握る白刃陽炎立ちぬ
1
もっと見る
-
名鈴
親のみが 聞き得るかそけき 音ぞする 愛子の形見 入れたる小箱
10
もっと見る
-
夏深
一つづつローカル線は誰かが捨てた故郷をなぞって軋る
7
もっと見る
-
緒川みるな
スランプは 誰も陷る 常の道 斯くなる時は トランプに聞け
1
もっと見る
-
舞
ランドセル揺らして走る子どもらの吐く息白し霜月の朝
7
もっと見る
-
みっさん
うたかたの消えては浮かぶ我が思ひ言の葉に乗せ歌に託せむ
6
もっと見る
-
夏深
木枯らしに震えコートの衿立つもなお避けきれぬ見えぬウィルス
7
もっと見る
-
緒川みるな
なかなかに 萬葉集を 紐解けば 彼行此行 茶ノ木畑を
2
もっと見る
-
横井 信
晩秋の朝陽に向かい踏み出せばかわいた風に枯れ草はなく
9
もっと見る
-
只野ハル
また今日も代り映えせず暮れていく明日は少し冷え込みそうだ
4
もっと見る
-
只野ハル
ポケットに両手を入れて背を丸め路上に落ちたため息を見る
6
もっと見る
-
只野ハル
雑踏にまき散らして行く独り言ポイ捨て禁止の表示見ながら
4
もっと見る
-
只野ハル
枯れ葉舞うまた枯葉舞う枯れ葉舞う風のない午後秋は深まる
8
もっと見る
-
夕夏
せんきょせんかったまけたといいながらさほどのことかせんきょしたまま
2
もっと見る
-
トウジさん
闇割きて明瀬に出たし思ひ積むよその美談聞く落葉の候
5
もっと見る
-
緒川みるな
つき頃は 夢も希望も 失せにけり コロナ蔓延 津々浦々に
1
もっと見る
-
谷村思亜
神様に 頂いた痛み悲しみを 歌に綴らん心の証に
9
もっと見る
-
緒川みるな
濁醪を くぐつと呑めば 肉叢に 酒沁み渡り 三途の川へ
2
もっと見る
-
ななかまど
染められて今年の赤に染められて紅葉まばゆし巣ごもりの日々
7
もっと見る
-
名鈴
詭弁だな「ただ許される発狂を正常と呼ぶ」彼の言こそ
7
もっと見る
